「入院しなかったことに後悔はあったのか?」

顔面神経麻痺と診断されたあの日。医師から「すぐに入院したほうがいい」と言われたけれど、私は在宅での療養を選びました。
あれから月日が経ち、ふと考えることがあります。

——あのとき、入院していたら違っていたのかな?
今回は、そんな私の「選択」と「その後」についてお話しします。

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医師から告げられた「入院」という選択肢

耳鼻咽喉科で「顔面神経麻痺」と診断されたその日、医師は静かにこう言いました。

「できれば入院して、しっかりと安静に過ごしてほしい」

でもその直後に、こんな説明も加えられました。

入院といっても、点滴や手術があるわけではありません。基本は「抗ウイルス薬」と「ステロイド」を飲んで、安静にするだけ。自宅でも、同じように療養できますよ。

その言葉を聞いた私は、「だったら自宅でいいかも」と思ってしまったんです。

在宅療養という選択と、その理由

自宅には安心できる空間がありました。家族の支えもあって、「自分のペースで回復できるかもしれない」と思ったのです。

入院にともなう不安(仕事、費用、生活)を考えたとき、私は「家にいること」を選びました。

それでも、ふとよぎる「もしも」

症状がなかなか良くならなかった日々、心の中で何度も問いかけました。

「もし入院していたら、もっと早く良くなっていたのかな?」
「ちゃんと医師の言うことを聞くべきだったのかな?」

それでも、当時の自分が考えて出した結論だったから——

私の答え:後悔は、していません

確かに、つらい時期もありました。思うように顔が動かず、不安で押しつぶされそうになる日も。

でも、あのとき「自分で選んだ」という事実が、のちの私を支えてくれたのです。

あれから時間が経ち、今の私は、少しずつ回復へと向かっています。

まとめ:大切なのは、「選ぶ勇気」と「その後の行動」

入院してもしなくても、回復への道は決して楽なものではありません。

だからこそ、大事なのは「どちらを選ぶか」よりも、「その後どう向き合うか」なのだと、今の私は思います。

この記事が、今まさに選択に迷っている誰かのヒントになりますように。

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