「元の顔には戻れないかもしれない」──医師にそう言われた瞬間、心が大きく揺れました。
それでも私は、前を向くしかなかったんです。
目次
医師から告げられた“厳しい現実”
顔面神経の検査で、電気刺激にほとんど反応しないという結果が出ました。
医師は淡々と、「完全に元に戻るのは難しいかもしれません」と私に伝えました。
まるで宣告のようなその言葉に、私はしばらく呆然としてしまいました。
それでも私が信じ続けた理由
どこかで、「少しでもよくなるかもしれない」という希望を捨てきれなかったんです。
私は鍼治療や表情筋トレーニングを続けました。
・目を見開いて口角を上げる
・目を見開いて口をすぼめる
そういった毎日の積み重ねが、私の「できること」でした。
少しずつ感じた「改善の兆し」
半年以上、顔にピリピリとした神経痛が残る中でも、
「あ、今日はちょっと表情が動きやすいかも」と感じた日がありました。
小さな変化でも、私には大きな前進でした。
「絶望」の中に、小さな「希望」を見つけた日々
医師に「ここまで改善されるとは思わなかった」と言われたとき、
私はようやく、「信じ続けてよかった」と思えました。
完治はしていません。
それでも私は、あのとき信じた自分を誇りに思っています。
「もう戻れないかもしれない」──そんな言葉に負けずに、
「少しでも前に進む」という選択を、私はしてきました。
もし、同じように悩む誰かの心に届くのなら、
このブログを書いてよかったと思えます。
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