「鍼治療を受けてみよう」――そう決めた日、私は正直、怖くて仕方がありませんでした。
でも、迷い続けていた1年2ヶ月の時間が、ようやく「動き出してもいい」と背中を押してくれた気がしたのです。
目次
初めて予約した“鍼灸院”という場所
インターネットで評判を調べて、思い切って鍼灸院に電話をしました。
「顔面神経麻痺の治療で通いたいのですが…」
電話口の先生はとても穏やかで、丁寧に話を聞いてくださいました。
それだけで、少しだけ安心できたのを覚えています。
ドキドキしながら初診へ
初めて訪れた鍼灸院は、静かで落ち着いた雰囲気。
「今日はどんな感じですか?」と聞かれ、口の動き、目の閉じ方、顔の左右差など、丁寧に見てもらいました。
「まずは全身のバランスを整えることから始めましょう」
そう言われたとき、少しだけ「任せてみようかな」と思えたのを覚えています。
初めての“鍼”は想像以上に…
実際に鍼を打たれる瞬間。
正直、ビクッとしました。
「えっ? これが鍼…?」
思っていたより痛くない。でも、皮膚の奥に「ズーン」と響くような感覚がありました。
「これで本当に効くのかな?」という半信半疑な気持ちもありました。
心に芽生えた“小さな希望”
治療が終わったあと、「やっと一歩を踏み出せた」という実感がありました。
劇的に変化があるわけではない。
でも、「もう自分は何もしないで待っているだけじゃない」、そう思えただけで心が少し軽くなったのです。
ここまでにかかった時間
鍼治療を始めるまでに、私は発症から1年2ヶ月かかりました。
その後、今日までにさらに1年間、通い続けています。
効果がすぐに出たわけではありません。でも、「続けてよかった」と今は思えます。
あの日の私に、こう伝えたい
「大丈夫、不安でも進んでいい」
これが、あの日、ドキドキしながら鍼灸院の扉を開けた私に、今の私がかけてあげたい言葉です。
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