『「また一人で抱え込んでた」って気づいた夜。弱音を吐けたことが、少しの救いだった。』

「もう無理かも」

心の中でそうつぶやいたのは、久しぶりだった。

いつもは「大丈夫」「なんとかなる」と自分に言い聞かせていたけど、

その夜ばかりは、どうしてもごまかせなかった。

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気づかないうちに、また一人で抱え込んでた

治療を始めて、時間が経って、

「前より良くなったね」と言ってもらえることも増えた。

それなのに、心のどこかはずっと焦っていた。

「早く治らなきゃ」
「もっと頑張らなきゃ」

誰かに言われたわけでもないのに、勝手に自分を追い込んでた。

前向きなフリ、してただけだったのかもしれない

「元気そうだね」って言われたら、うれしい。

でもその裏で、「そう見えるように頑張ってるだけかも…」と思う瞬間もあった。

痛みも不安も、全部自分の中だけで処理して、

気づけば誰にも「本音」を話せていなかった。

ふと、限界に気づいた夜

その夜、何がきっかけだったのかは覚えていない。

でも突然、涙が止まらなくなった。

情けなさ、悔しさ、不安、孤独…

全部が一気に押し寄せて、「もうダメかも」と思った。

はじめて弱音を吐いた

そのとき、勇気を出してひとりの友人にLINEした。

「なんか、もう疲れちゃって…」

たったそれだけだったけど、

返ってきた「無理しないでね」という言葉に、涙が止まらなかった。

完治じゃなくても、救われる瞬間はある

「誰かに弱さを見せることが、こんなにも楽になるなんて」

それがこの夜、いちばんの気づきだった。

ずっと強くいなくてもいい。

ちゃんと頼っていい。

そう思えたことで、気持ちがふっと軽くなった。

心のケアも、治療の一部なんだと思った

体を治すだけじゃなくて、心もちゃんと休める。

それも「回復」のうちなんだと、ようやく思えた。

人は一人で全部抱え込まなくてもいい。

ときには、誰かに寄りかかってもいい。

あの夜、弱音を吐いた自分に、今ならこう言える。

「よく頑張ってきたね」

そして、「これからは、ちゃんと頼っていいよ」って。

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