発症と診断の記録– category –
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『“戻らないかもしれない” でも、私はそれでも動き続けた。』
「戻らないかもしれない」 ふとした瞬間、そんな不安が心をよぎることがあります。 発症から時間が経ち、治療やリハビリを続けても、目に見える変化が少ないとき。 鏡に映る自分を見て、言葉にならない想いがこみ上げてきました。 「もう元には戻らないの... -
『“話してよかった”と思えた瞬間。その言葉が、私を少しずつ前へ進ませてくれた。』
「話してよかったな…」 あの時、あの一言がなかったら、私は今も心を閉ざしたままだったかもしれません。 勇気を出して話した、ほんの一言 それはほんの小さな出来事でした。 「ちょっとね、顔の神経がうまく動かなくてさ…」 私にとっては、大きな決意でし... -
『“どうせ伝わらない”と思ってた。でも、話すことで少しだけ楽になれた。』
「どうせ伝わらない」 ずっと、そう思っていました。 顔面神経麻痺になってから、誰かに気持ちを話すことが怖くてたまりませんでした。 話したところで、分かってもらえるはずがない 見た目の変化、思うように動かない口元。 人前で笑うことも、会話を楽し... -
『“やめた方がいい”と言われても、私は調べずにいられなかった。揺れ続けた私が見つけた“小さな希望”』
「鍼はやめた方がいい」――医師のその言葉が、ずっと胸に引っかかっていました。 でも、何もしないでこのまま過ごすには、あまりに不安と疑問が多すぎたのです。 私は、検索せずにはいられませんでした。 心に残り続けた医師の言葉 耳鼻咽喉科の先生から言... -
「“鍼はやめたほうがいい”…医師からの言葉に揺れた日。私の心に残った“もう一つの不安”」
「鍼はやめたほうがいい」――その言葉は、まだ気持ちの整理もつかない私にとって、とても重たく響きました。 ようやく診断を受け、これからどう治療していくかを考えなきゃいけない時期。なのに、一番信じたかった医師から告げられたのは、“可能性の否定”で... -
「“神経麻痺かもしれない”と医師に言われた日、私の時間が止まった」
耳鼻咽喉科で言われた、たった一言。 「これは、顔面神経麻痺の可能性があります」 その瞬間、時間が止まったような感覚に襲われました。 “麻痺”…? 神経…? 私の顔に、そんなことが起きてるの…? 不安と現実が、頭の中で交錯した まぶたが下がり、笑って... -
「“あれ?顔が動かない”私に訪れた突然の異変」
最初は、歯が痛かった。 きっかけは「歯の痛み」でした。 いつも通り歯医者に行くと、「とりあえず抗生剤と痛み止めを出しておきますね」と言われ、それで済むと思っていたんです。 「薬ももらったし、もう大丈夫だろう」そう思っていた私は、この後に続く...
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