「もう、傷つきたくない」
何度もそう思ってきた。
でも、現実はそんなに甘くなくて。
誰かの言葉や視線に、ふと心が揺れてしまう。
目次
「傷つかない方法」を探していた
顔が動かなくなってから、私はとにかく敏感になった。
話しかけられるのが怖くて、人と距離を置くようになった。
「どうせ伝わらない」「変に思われたらイヤだ」
そんな気持ちがどんどん膨らんでいった。
傷つかないようにするには、人と関わらないのが一番だとさえ思っていた。
でもそれは、どこか寂しかった。
「守る」って、こういうことかもしれない
ある日ふと、考え方を変えてみようと思った。
「傷つかないように避ける」じゃなくて、「自分を守るために選ぶ」って。
・言いたくないことは、無理に話さなくてもいい
・苦手な場所には、無理して行かなくてもいい
・安心できる人との時間を、大切にすればいい
“何を避けるか” じゃなくて、“どう在るか” を意識するようになった。
自分を否定しないこと。それが一番の防衛
「なんで私はこんなに気にしちゃうんだろう」
以前はそんな風に自分を責めてた。
でも今は思う。
気にするのは、ちゃんと向き合ってる証。
弱くなんかない。むしろ、よく耐えてきた。
誰にも見えないところで、ちゃんと頑張ってきた。
自分の「安全地帯」を知っておく
傷つく前に、少しでも避けられるように。
私は自分の“安全地帯”をいくつか持つようになった。
・お気に入りの音楽を聴く
・信頼している人とだけやりとりする
・SNSは見ない日を作る
・ひとりで過ごす場所を確保する
それだけでも、心の疲れ方がだいぶ違った。
「守りながら進む」という生き方
もう無理はしない。
傷つかないように自分を閉じるんじゃなくて、
守りながら、自分のペースで進めばいい。
それは逃げじゃない。
自分に対して、ちゃんと優しくなれたってこと。
私は、私の味方でいてあげたい。
それが、これからの私を支える力になると思うから。
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