「なんでわかってもらえないんだろう」
何度もそう思った。
外見は少しずつ元に戻ってきたように見える。
でも、自分の中では、まだ全然だった。
目次
“伝わらない苦しみ”に、心が疲れていた
「よくなってきたね」
「もう大丈夫そうじゃん」
そんな言葉をかけられるたびに、
自分だけが取り残されたような気持ちになった。
頑張っていることも、
まだ感じている違和感も、
全部、なかったことにされるような感覚。
でも——それでも私は、前に進む
ある日、ふと気づいた。
「わかってもらえない」ことに傷つくよりも、
「わかってほしい」と願い続けることに、
もう疲れていた。
だったら、
誰かに期待するより、
自分が自分を信じてあげたほうがいい。
見た目じゃなく、“心の中の自分”を認めたい
毎日鏡の前で続けている表情のトレーニング。
通い続けている鍼治療。
小さな変化に一喜一憂しながら、
ここまでやってきた。
誰かが見ていなくても、
誰にも伝わらなくても、
私は確かに、今も戦っている。
変われたのは、「ちゃんと悩んだから」
いっぱい悩んで、苦しんで、泣いて。
でもそれがあったから、
私は「歩き続けよう」って思えた。
前を向こうとするその一歩は、
誰に評価されなくてもいい。
それが、今の私にとっての“本当の強さ”。
そしてまた、今日も動き続ける
心が沈む日もある。
また「どうせ伝わらない」と思う日もある。
でも、それでも。
私は今日も、少しずつでも前に進んでいる。
ちゃんと、自分を信じている。
——それだけで、もう十分。
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