「本当に良くなってるのかな…」
そんな気持ちを抱えながら、私は1年以上、鍼治療に通い続けています。
目次
通い続けた1年。でも、実感がない
顔面神経麻痺を発症してから、時間だけが過ぎていきました。
目は閉じづらいまま、口も少し歪んだまま。
一番つらかったのは、「治っている実感がない」ということでした。
他人の言葉に傷つくこともあった
「え、まだ治らないの?」
悪気のない言葉だとわかっていても、そんなひと言に心がザワつきました。
焦りと不安と孤独感。
周りにわかってもらえないことが、こんなにも苦しいなんて。
それでもやめなかった理由
通い続けた理由は、シンプルでした。
「やめたら、そこで止まってしまう気がしたから」
目に見える成果はなくても、体の中ではきっと何かが変わっている。
そう信じたかったし、信じることでしか前に進めなかった。
治療を続けることで救われた“自分の気持ち”
「今日も鍼に行った」「今週もサボらなかった」
その積み重ねが、少しだけ自分を誇らしく思わせてくれました。
成果が出るかどうかはわからない。
でも、「私はちゃんと向き合ってる」そう言える自分でいたかったのです。
変わらないように見えて、実は変わっていた
ある日ふと、鏡の前で笑ってみたとき。
「あれ?前より口角が上がるようになってる?」
そんな些細な変化が、嬉しくてたまりませんでした。
続けてきたからこそ、気づけた小さな前進。
だから私は、信じて続ける
どんなにゆっくりでもいい。
たとえ誰にも理解されなくても、自分だけは信じていたい。
私が前に進む力をくれたのは、「信じて続けた」という事実でした。
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